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『ウェブマガジン 逗子マリーナ7』 逗子マリーナ7号棟を中心にマンション管理問題ニュースなどを配信

住民とオーナーズ会+管理会社の対立

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前回の記事の管理費問題と時を同じくして、ある事件が起こる。7号棟の住民が1Fのマンションフロントで頼みごとをすると「ここはオーナーズ会のフロントです!」と門前払いをされた。

 

不法占拠されたフロント

この対応に激怒した住民は他の住民にも声をかけ管理会社に怒りをぶつけた。管理会社はこのフロントの対応をすぐさま陳謝したが、事態はそれでは収まらなかった。「なぜオーナーズ会がフロントを占拠しているのか?」という疑問が住民の間で広まった。

 

1Fフロントは7号棟の共有部にあたる。管理規約にもある通り共有部とは、本来マンションの区分所有者の共有の利益、すなわちマンション管理のために共用するためのものである。一般的にそこを一部の区分所有者がその者の利益のために占有して利用できるものではない。

 

フロント使用の実態 

そこで住民は管理会社にフロントの使用実態の説明を求めた。「マンション全体のために利用されているのか?オーナーズ会のために利用されているのか?」

 

当時を知る関係者は語る。「オーナーズの業務を行っていますが、住民のみなさんにもサービスを提供しています。問題はないと思います。当たり前すぎる回答でしたから、オーナーズの業務とは何なんだ?と詰め寄った方がいましたよ。」そして、「この方がフロント内を確認したところ、オーナーズ業務行うためのオフィス機器などが置かれていて、あれは住民サービスではく、オーナーズの事務業務を行うための場所だ。不法占拠だと憤慨されていました。」と続けた。

 

この関係者が最近、フロント内とその業務内容を確認したところ、ほぼオーナーズ業務のためのオフィス機器が設置されており、現場のスタッフからも基本業務はオーナーズの予約の確認や宿泊フロント業務だと報告を受けたという。

*ただし、現場のスタッフは住民からの依頼なども受けたり、話し相手をするなど、住民を無視した業務実態ではないことも確認が取れたという。

 

セキュリティ問題

オーナーズ会は、ニューカトレア、カトレア、ワシントニア、フェニックスの4会があり、ニューカトレア、カトレアが7号棟を共有区分して使用している。ところが、ワシントニアは3号棟、フェニックスは1号棟を共有区分して利用しており、7号棟とは何の関係もない。

*オーナーズの実態については、後日記事を配信予定。

 

しかし、7号棟フロントではこの4会全ての予約宿泊フロント業務を行っており、常時、7号棟関係者以外が入館できる状態にある。実際、フロント不法占拠問題が起きた時期に、他棟の人間が1Fロビーで新聞を読んだり飲食をしたり、1Fロビーのソファーに外部の人間が寝ていたことなどがあり、住民からオートロックにしないと不安であるとの声が上がった。

 

一部の住民がこのセキュリティ問題を管理会社に解決するようオートロックの設置などを要望したが、オーナーズ会員やゲストが夜間などに入館できなくなるのは困るとの理由で管理会社から断られた。

 

総会での対立、管理会社の利益相反行為

フロント不法占拠、セキュリティ問題は総会でも取り上げられた。 当時を知る関係者は呆れ顔で語る。「それは酷いものでしたよ。住民からフロント問題やセキュリティ問題の解決を求められても、管理会社は『長い間このような状態だったのだから既得権益です。セキュリティについてもロビーから各室に行くにはオートロックがありますので大丈夫です。』と全く住民側の立場には立とうとしないわけですから。」

 

管理会社はオーナーズ会の業務を社内のオーナーズ事務局で受託しており、そこからも利益を得ている。マンション管理において管理会社であり、オーナーズ事務局も代表している。「あまりこのようなケースは聞いたことはありませんが、住民全体の利益を守るはずのマンションの管理者が、管理会社としての利益も保守しながら、顧客であるオーナーズの利益も保守し、住民の声を軽視していたとすると、明らかな利益相反行為になるでしょう。」とマンション管理の専門家も首を傾げた。

 

総会運営に対する住民の不満

総会運営においても議長一任票の取り扱いやオーナーズの議決権数について長く住民側と対立が続いている。

*オーナーズ議決権数と管理会社による総会運営については後日配信予定。

 

「しかし、管理会社の現場職員の努力もあり、次第に議会運営についてはかなり改善してきています。あとは区分所有者がいかにマンション管理に関心をもって取り組んでいけるかということではないでしょうか。」と関係者は語る。

 

管理会社の利益相反状態は改善されず、オーナーズ問題も解決するどころか、法的問題も生じてきている。改善されつつある総会運営で、逗子マリーナ7号棟マンション管理に何が起こるのか注目である。