動き出した7号棟マンション管理
住民と管理会社、オーナーズ会の対立に終止符か?
9棟ある逗子マリーナマンションの中で8番目になるが、今年1月、逗子マリーナ7号棟にようやく理事会が発足した。
7号棟では20年近くにわたり一部住民と管理会社、オーナーズ会が対立状態にあった。管理会社であるリビエラリゾートは、規約上7号棟の管理者であり、マンション管理業務の受託会社、また同時に社内にオーナーズ会から業務委託を受けているオーナーズ事務局を有している。そのため長きにわたり住民と複雑な利益相反状態が続いてる。
*住民と管理会社の対立問題については後日記事を配信予定。
住民主導のマンション管理への第一歩
昨今のマンション管理問題を重要視した国土交通省はマンション管理会社の利益相反状態を解消するよう告知を出している。それを受けてリビエラリゾートも7号棟の管理体制の改善に乗り出し規約改正による管理者変更および理事会発足へと動き出した。
一昨年、住民と管理会社は「マンション規約改正発起人会」を設立、規約改正案に関して議論を進めると同時に、①日常のマンション問題への対処、②閉鎖的だったマンション管理情報の全住民への提供、③管理費および不足する可能性の高い積立修繕費対策、④管理会社による議会運営など、マンション管理の問題点をまとめ(*第8回発起人会議事録に詳細が記載)、これらの問題に対応できるよう理事会設立を優先し、住民主導でマンション管理を進めていくことを結論付け、今年1月の理事会発足となった。
問題山積の理事会運営
理事会設立により住民主導のマンション管理の実現に近づいたように思われたが、オーナーズ会の旅館業法違反疑惑、法を無視した理事会運営、解消されない管理会社の利益相反状態など重大な問題が山積してる。
迷走する理事会
そんな中、早くも理事会に波乱が起きる。「理事が1名辞任したらしいのですが、この理事を処遇をめぐって理事会執行部と管理会社に問題があったらしいのです。辞任した理事によると理事会執行部が管理会社と結託して情報隠蔽や理事会議事録の改竄まがいのことをしているというのです。当人はかなり怒っていましたよ。どっちが正しいかはわからないけど、あまり気分のいい話じゃないね」と関係者は語る。
*この問題については事実関係を確認し、後日記事を配信予定。
様々な問題を抱えたままの船出となった逗子マリーナ7号棟の今後が気になる。
ウェブマガジン逗子マリーナ7では
ウェブマガジン逗子マリーナ7では、今後、関係者や監督官庁、法律家などの専門家の意見を交えながら、これからの逗子マリーナ7号棟のマンション管理に関する情報を中心に管理会社や周辺環境などの逗子マリーナ住民に有益な情報配信を予定している。
配信予定記事
「シリーズ迷走する理事会」
「どうなるペット問題」
「オーナーズ会無許可ホテル営業疑惑」
「リビエラウェディング無許可ホテル営業疑惑」
「リビエラ不動産行政指導の真実」